「多肉植物をお迎えしたけれど、どんな土に植えれば失敗しないの?」 直売所に来られるお客様からも、このようなご質問をよくいただきます。

一番多いご要望は
「土を販売してください」です
多肉屋365の土は、排水性や通気性を計算して作っています。そのため、本来は「しばらくそのままで大丈夫ですよ」とお伝えしているのですが……困るのが、通販などで届く「抜き苗」や、成長して一回り大きな鉢へ移したいときですよね。
いざ自分で土を準備しようとすると、ホームセンターには似たような袋が並んでいて、どれが自分の多肉に合うのか迷ってしまうもの。
そこで今回は、2026年最新の市販品を店長の視点で徹底比較しました。この記事を読めば、もう店頭で迷うことはありません。あなたの環境にぴったりの「失敗しない土」を一緒に見つけていきましょう。
多肉屋365のお客様のために、新たに見つけた「多肉植物用土」もチェックし本ブログを更新していきます。
比較する多肉植物の土
今多肉植物ブームですから、専用の用土は沢山販売されています。
生産者さんもオリジナルの土を販売していますから、それを加えると、もう星の数ほど・・・
というのはちょっとオーバーでしたね。
今回は、近所のホームセンターで「多肉植物用」として販売していたものを購入してきました。
今回はたったの4商品を見てみただけですが、それぞれ特徴があって面白いなと感じました。
上のランキングはホームセンター価格で作成しました。
あくまでも価格視点のみです。
【2026年最新】徹底比較!実際に使ってわかった市販用土4選
今回、実際に抜き苗の植え付けに使用したのは、こちらの個性豊かな4種類です。それぞれのパッケージ裏面まで読み込み、実際に触れてわかった「強み」「弱み」を解説します。
プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」
ランキングでも紹介した通り、コスパが抜群ですね!
多肉の沼にハマってしまうと、1鉢から10鉢、50鉢、100鉢、、、
冗談のようで、冗談ではありません。
それに比例して土も必要になりますので、コスパの視点は重要です。
この商品には成長に必要な肥料も含まれています。

土はこんな感じです。

触った感じ、保水性(排水性)、通気性は抜群かなと思いました。
ところで、全ての製品に言えることですが、「虫が沸かない」を強調しています。
多肉植物専用の用土ではないので、こういったアピールは必要なんでしょうね。
とはいえ、屋外で育成していたとしてもコバエは避けたいところですね。
そして、保水性も良いので、お世話も楽だと感じました。
下記は植え付けて水やりした後

なかなかいい感じ!
廣田商店サボテン・多肉植物の土
この商品は表のパッケージにも多肉メイン。
裏の説明書きも多肉メイン。
かなり、多肉専用に近い商品になっているように見えます。

パッケージの「室内利用に安心して使えます」という箇所が気になりますが・・・
あと「緑鮮やか」と書かれているので、リンが多めに含まれているのかな。
とにかく、この製品にも成長に必要な肥料は含まれているようです。
特徴は「焼成砂」が含まれていること。
焼成砂(しょうせいずな)の特徴
1. 抜群の「排水性」と「清潔さ」
焼成砂は高温で焼き固められているため、非常に硬く、時間が経っても粒が崩れて泥状になることがありません。
- 排水性能: 粒の間に隙間がしっかり保たれるため、水がスッと通り抜けます。
- 無菌状態: 高温処理されているため雑菌や害虫の卵が混入しにくく、室内でも安心して使えます。
2. 「重さ」が苗を安定させる
多肉植物、特にエケベリアなどのロゼット型は、成長すると頭(葉の部分)が重くなりがちです。
- 転倒防止: 軽い土だと、少し風が吹いたり手が触れたりしただけで鉢がひっくり返ることがありますが、焼成砂が含まれる土は重心が下がるため、非常に安定します。
- 根付きの促進: 抜き苗を植えた際、土に重みがあることで苗がぐらつかず、新しい根が土に密着しやすくなります。
3. 温度変化を緩やかにする
砂(石)は空気よりも熱を伝えにくい性質があります。
- 根の保護: 夏場の直射日光による地熱の上昇や、冬場の急激な冷え込みから根を保護する「断熱材」のような役割を、ある程度果たしてくれます。
- もっとも効果のある「断熱材」は軽石だと考えますが、「焼成砂」はその次に効果があります。
こんな土です。

下記は植え付けて水やりした後

見た感じはオシャレっぽくないですが、重さのかなり異なる土がパッケージに含まれているため、分離しやすいのかもしれません。
よく混ぜて、利用されることをおすすめします。
本当に、もう、とても重いです。
ちょっとやそっとの風では倒れないと思います。
ソイルアゲイン
最大のウリは再利用できることですね。
ただし、「マンションだから、土の廃棄に困ってたのよ」という問題を解決してくれる土ではなさそうです。
ポット苗を購入してきた場合、根の付近以外の土は落としてソイルアゲインに植え付けます。
すなわち、落とした土の廃棄問題は残るわけです。

一般的な土とは、タイプが違うので、慣れが必要そうです。
大前提として、パッケージの裏面に使い方が詳しく書いてはいますが、この狭い面積に全てのことを書くことは無理ですよね。
メーカーの苦労は痛いほどわかります。

なので・・・
この説明を鵜呑みにして多肉植物を育てると、宜しくないかもしれません。
特に「水やりの度に500倍に希釈した液肥を与える」といった箇所。
あくまでも多肉植物に限定した場合ですが、これはやらない方がいいですね。
元気に育つかもしれませんが、可愛くは育たないかも・・・
ただし、粘土を高温で焼き固めたこの素材はいい感じです。
保水性・通気性はバッチリな気がします。

下記は植え付けて水やりした後

第一印象ですが、酷暑の蒸れには強そうだな!と思いましたし、
見た目が気に入りました。
ベラボン・サキュレント
完全に多肉用として開発された土のようです。
他の製品にも「多肉」というキーワードは含まれていますが、多肉のために何か改良したということはなさそうです。

ソイルアゲインとともに酷暑には強そうです!
ものすごく軽い!
軽すぎる!!
ちょっとの風でポットが倒れそう!!!
でも、ハンギングなど比較的大きな鉢を吊るすために上に持ち上げる作業はかなり楽そうです。
夏のジュレにお困りの方には、試してみても良い製品かもしれません。

これで、そこそこ保水してくれたらいいのだけど、
そこは弱いようです。
どれだけ水を与えても重みを感じませんでした。
しかも素材が浮き上がってくるので水やり運用は手間かな・・・というのが個人的な感想です。
しかし、この異次元の軽さ、そして抜群の排水性。
私もじっくり試してみようと思います。

単なる想像ですが、酷暑の時期はあっという間に水が乾いてしまいそうなので、
薄葉の多肉には不向きかなと思いました。
まあ、やってみないとわかりませんけどね💦
結局、どれがおすすめなのさ
多肉を初めてまもない方は「プロトリーフ室内向け観葉・多肉の土」がおすすめですね。
理由:
- 値段が安い
- 排水性と保水性のバランスがいい
- 肥料が含まれている
- 保水されたことがわかりやすい
ただし、育成に関して色々と経験してくると、さまざまな悩みが出てくると思います。
そんな時は、他の土に切り替えたり、ブレンドしてみたりしてみては。
おすすめした土以外が、決して悪い製品だとは思いません。
まとめ
近所のホームセンターで「多肉」のキーワードが書かれた土を購入してきましたが、それぞれ個性強めでした。
その中で個性をあまり主張しない土をおすすめさせていただきました。
慣れてくると、土をご自身でブレンドしたくなると思います。
その時に、このちょっとクセ強めの土のことを思い出してくださいね。
きっとブレンド土の沼にハマっていくでしょう💦
最後まで、読んでいただきありがとうございました。


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