多肉(エケベリア)の外葉にできる黒い点々の正体

今回は、たまたま見つけた外葉にできる「黒い点々」の正体と予防策について書いていこうと思います。

今回の主人公はベンバディス。

寒い時期にはオレンジピンクに紅葉する素敵なエケベリアです。

大和錦x静夜の交配種と言われており、とても美しい多肉です。

私は園芸ハウスで365日、休むことなく多肉と向き合っている生産者です。

これまでさまざまな症状に悩まされてきた経験を共有させていただきます。

多肉の黒い点々ってどんな症状?

今回、私の園芸ハウスで発症した黒い点々は、こちらです。

「私の育て方が悪かったのかな…」と自分を責めないでください。

そんな風にオロオロしてしまうのは、あなたがそのエケベリアをそれだけ大切に、愛情たっぷりに育てている証拠です。

きっと、このブログを今読んでいるということは・・・

慌ててスマホで「多肉 黒い点々」と検索してみたのですよね。

でも・・・

『ダニの被害です!』

『カビの病気だからすぐ薬を!』などなど、

怖い言葉がたくさん出てきて、余計にどうしていいか分からなくなっていませんか?

まずは一呼吸おいて、この記事を読みながら、おうちのエケベリアを一緒に観察してみましょう。

実は、多肉植物が「ある頑張り」をした証拠かもしれないんですよ。

良くある2つの誤解と見分け方

葉焼けではない理由

葉焼けは強い直射日光で細胞が完全に死んだ状態。

黒い点々ではなく、面で茶色〜白っぽくカサブタのようになり、陥没するのが特徴です。

今回の症状は、多くが葉裏に出ていますが、葉焼けの場合は表にも見られます。

ガッツリ焼けてしまっています。

写真の下の方を見ていただくと分かるのですが、葉焼けでも黒い点々は出ます。

しかし、今回の症状と少し異なり「黒い点々同士で繋がっている箇所」も見られます。

ダニではない理由

今回の症状はいかにもダニ被害を疑ってしまいますよね。

私は次の2点を確認します。

ルーペでダニの活動を確認

ルーペがない場合、スマホのカメラ(倍率を上げた状態)でも確認できるかもしれません。

よーく見ると、小さな点が動いている場合があります。

なんて真面目くさった顔で書くと・・・

「あなた正気なの?」

という声が聞こえてきそうです💦

ちなみに、水没させるとダニは浮かんできそうですが、そうでもありません。

このリールでは20分も水没させていたのにダニは浮かび上がってこないどころか

葉上で活動を続けていました。

多肉を水没させてもダニは死にませんよ。

と言いたいわけではなく、

死なない場合があることが確認されましたよ。

と言っています。

ダニ被害特有の症状で確認

ダニ被害は、柔らかい中心付近の葉っぱを好みます。

どちらかというと、中心に被害が集中しているのが分かると思います。

このような場合、ダニを疑った方が良いです。

ダニって葉っぱを齧(かじ)るの?なぜ黒くなるの?

「虫の被害」と聞くと、バッタやアオムシのように葉っぱをバリバリ齧る姿を想像しますよね。でも、多肉につくダニは葉っぱを齧りません。

彼らの口は細いストローのようになっていて、エケベリアの表面にチクッと針を刺して、中の栄養(汁)を吸い取っているんです。人間でいう蚊に刺されている状態ですね。

では、なぜ吸われた場所が黒い点々になるのでしょうか? 原因は主に2つあります。

  1. エケベリアの「かさぶた」: 針を刺されて細胞が壊れたエケベリアが、「これ以上バイキンが入らないように!」と傷口を酸化させて固めた跡です。人間の切り傷が黒いかさぶたになるのと同じ現象ですね。
  2. ダニのフンやカビ: ダニが残していった小さなフンがこびりついたり、ダニの出す分泌物に黒いカビが繁殖して点々に見えているケースです。

つまりあの黒い点々は、「ここでダニが汁を吸いましたよ!」という、エケベリアが命がけで残してくれたSOSのサインなのです。

ダニが物理的な攻撃をして葉っぱが黒くなったのではなく、葉っぱが反応して黒い点を残したわけです。

すなわち、黒い点がブルーム(お粉)の下にあるからと言ってダニ被害ではない

とは言い切れないわけです。

結局、この点々はなんなのさ。

【本題】黒い点々の正体は?

実は正体ははっきりしていません。

「え?ここまでブログ読ませといて!」

とお怒りになっているかもしれません。

しかし、少し我慢して私の話を聞いてください。

偶然発見した黒い点々

写真からも分かるように、たまたまひと苗に発生したのではなく、

全てのベンバディスに発生していました。

もう、泣きたくなります。

ベンバディスはある理由から2箇所で管理していました。

もう一方のベンバディスを見に行くと・・・

黒い点々がありません。

遮光も同じようにしているし

水も同じタイミングで与えていました。

土も全く同じです。

違いといえば・・・

風通しだけでした。

黒い点々が出ていない場所は風通しが良い場所。

一方、黒い点々が発生していた場所は風通しが悪い場所。

ですから扇風機で風を当てていました。

いや

当てているつもりでした💦

しかし、よくよく確認してみると風は届いていませんでした。

原因の前に対策です

ズバリ

風をしっかり当てましょう。

というのが対策になります。

よって、そもそも風通しの良い場所で管理している場合、

このような症状が発症することは少ないかもしれません。

もし風通しが良くないと感じる場合、工業扇などで風を当ててください。

いよいよ原因です

さっき、原因はわからないって言ってませんでしたっけ?

そうなんです。

でも、今はやりのAI(チャッピー)聞いてみたところ

回答が、的を得ているのではないかと思いましたので共有します。

以下の動画でも、ゆるりと雑談レベルで黒い点々について語っていますので

よろしければ、ご視聴ください。

それでは、次回のブログでお会いしましょう。

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